学校長あいさつ


和歌山県立串本古座高等学校

校長  榎本 貴英

 串本古座高等学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

 本校は大正7年に開校した、串本町立串本実業学校と古座町・高池町・西向村組合立古座実業学校を母体とし、それぞれ戦後の 学制改革で串本高等学校と古座高等学校に改称、平成20年から串本古座高等学校串本校舎・古座校舎として新たなスタートを切 りました。昨年度は創立百周年記念事業を行い節目を寿ぎましたが、一方で残念ながら、古座校舎は昨年度末をもって閉校舎となりま した。今年は101年目となりますが、串本高校と古座高校の伝統を引き継ぎ、新たな世紀を歩み始めています。

 平成29年度からは、「串本古座高校魅力化プロジェクト」と名付け、グローカル・クリエイティブ・アドバンストの新たなコースの立ち上げ、 全国募集の開始、地域包括支援部(CGS)の設置、など、様々な改革に取り組んでいます。また「地域まるごとキャンパス構想」のもとに、 串本ダイビング協会のご協力を得てのスキューバダイビング(科目マリンスポーツ)や地域事業所の協力を得ての長期インターンシップ(科目 串本デュアル)をはじめとして、串本町役場、古座川町役場、トルコ国大使館など、各所のご協力を頂きながら、地域の教育資源を活用 した特色ある授業を展開しています。

 この3月に、新たなコース制での二度目の卒業生を出しましたが、国公立大学への進学から地元就職までの幅広い進路先に向けて、 生徒たちは羽ばたいていきました。また、全国募集生徒が2年連続して、串本・古座川地域に就職しています。

 本校は生徒たちに、特に以下の3つの力を身につけさせたいと考えています。
 (1)聞く、読む、話す、書く力    (コミュニケーション力)
 (2)自らの路を自ら切り開く力    (自己決定力)
 (3)他者との望ましい関係性を作る力 (関係構築力)

 その上で、豊かな心と確かな学力を身につけ、個性の伸長をはかることにより、持続可能な地域や社会の形成者として貢献できる人間の 育成を目指します。

地域協議会

 平成28年7月21日に、本校の魅力化及び活性化に向けて串本、古座川両町長をはじめとして、 様々な分野・方面よりご参加、ご協力を頂き、地域協議会を発足させました。また、平成29年度に コミュニティースクールに指定され、学校に対する貴重な意見を頂戴する中で、串本古座高等学校の 魅力化を図り、地域密着型の高等学校としてさらに歩みを続けます。

全国募集

 平成29年度より分校以外では県内で初めて生徒を全国から募りました。現在、大阪府、兵庫県、 滋賀県、岡山県出身の生徒が6名在籍しています。これからも串本古座高等学校の取組を全国に発信し、活気のある学校にしていきたいと思っています。詳しくは 串本古座高等学校魅力化プロジェクト特設サイトをご覧下さい。